トンガリロ・アルパイン・クロッシング

トンガリロ・アルパインクロッシング アウトドア
トンガリロ・アルパインクロッシングのエメラルドレイクから

トンガリロ・アルパイン・クロッシング体験記

ニュージーランド屈指の日帰りトレッキングコース、トンガリロ・アルパイン・クロッシングの紹介です。壮大な火山地形、エメラルドグリーンの湖、遠くまで広がる大地。まるで異世界を旅するような景色が広がっていました。

当日までの準備

早朝のスタート

前日に宿泊したタウポ(オハクネ、トゥーランギもお勧め)のモーテルを朝7時半に出発し、8時半過ぎくらいにスタート地点のマンガテポポ・ロードエンド駐車場へ到着。スタート地点周辺からは、天気が良ければルアぺフ山が見えます。

最初の難関「デビルズ・ステアケース」

最初は比較的なだらかな道が続きますが、しばらく進むと「デビルズ・ステアケース」と呼ばれる急な登りが待ち受けています。標高差約300mを一気に登るこの階段は、一見長いようですが、リズムよく進めばさほど難しい箇所ではありません。振り返ると広がる光景は圧巻で、晴れていれば遠くにはタラナキ山が見えます。Soda Springが左手に見えた後、最初の稜線を超えてSouth Craterへ向かいます。この辺りですでに天候が悪い場合は、引き返した方が無難です。

サウスクレーター~火星のようなレッドクレーターとエメラルドレイク

サウスクレーターに到着すると、絶景が広がる中にポツンとトイレがあります。ここでトイレに行っておくことをお勧めします。

Ngaurahoe山

このサウスクレーターからは一気に異世界のような光景が続きます。ここからレッドクレーターまで歩幅は小さくテンポよく登り、真っ赤な大地が広がるレッドクレーターに到着。硫黄の香りが漂い、まるここから急な下りを進むと、エメラルドレイクが目の前に見えます。太陽の光を受けてより色が濃くなっていました。ここでは、山や自然に対する畏敬の念も湧いてきます。

エメラルドレイク
エメラルドレイク

最後のロングトレイル

エメラルドレイクを過ぎると、あとはなだらかな下り道が続き、ブルーレイクから後ろを振り返ると、溶岩の層が見え、ここも別世界のような景色が味わえます。

ブルーレイクから

ここからブルーレイクを横目に見ながら進み、しばらく平坦な道が続き、低木が増えてきます。最後の1時間半ほどは単調な道が続き長く感じますが休み休み進みましょう。ケテタヒ・ロードエンドでゴールです。全行程約20.2km、約8時間のトレッキングでした。

まとめ

トンガリロ・アルパイン・クロッシングは、まさに「人生で一度は歩きたいハイキングコース」です。様々なトレッキングに挑戦しましたが、トンガリロほど異世界の様な景色が体験できる所は他にないと思います。また、難易度もタラナキ山よりはずっと低いので、持ち物や当日体調を整えておけば難しくないルートです。日本でも低山を歩いてトレーニングしておけば十分だと思いますので、いつかニュージーランドにお越しの際は是非旅の行程に入れてみて下さい。

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