ニュージーランドの旅行は圧倒的に南島がおすすめなのですが、移動手段が限られているため節約旅行の計画が難しいです。そこで筆者が実際に体験したプランを紹介します。今回はクライストチャーチ→マウントクック→クィーンズタウンの順番に旅行する場合を想定してお伝えします。
ニュージーランドの南島は、息を呑むような美しい自然が広がっており、旅行者にとっては大変魅力的な所です。氷河、湖、川、山々が、今まで見たことの無い鮮やかな色を醸し出し、訪れる者を圧倒します。しかし、その一方で移動手段には限りがあり、特に公共交通機関が不便であるため、自由に移動するには注意が必要です。
特に節約旅行を考える場合、交通費を抑えるための計画が欠かせません。今回は、実際に筆者が体験した「クライストチャーチ→マウントクック→クィーンズタウン」のプランを通して、移動手段の選び方や節約ポイントを紹介します。筆者が考える南島の定番ルートのひとつが、「クライストチャーチ→マウントクック→クィーンズタウン」です。このルートは、南島の自然の素晴らしさを堪能でき、旅行者にとって忘れがたい体験となるでしょう。
各まちの見どころ
- クライストチャーチは南島最大の都市で、市街地ではストリートアート、観光施設やショッピング、食文化が楽しめます。2011年の大震災から都市の復興に向けて力強く歩んでおり、その中でも街中で見られるエネルギッシュで美しく、且つ遊び心満載のアートが、多くの人々を魅了しています。徒歩圏内にあるBotanic Gardenもお勧めです。https://ccc.govt.nz/parks-and-gardens/christchurch-botanic-gardens
- マウントクックはニュージーランドで最も高い山がある場所で、壮大な自然の中でハイキングや景色を楽しめます。特にフッカー・バレー・トラックやタスマン氷河などのハイキングコースが人気です。麓の平地と山の高低差が織りなす絶景が広がる瞬間を体験できます。ハイキングをする場合基本コースはこちらです。https://www.doc.govt.nz/parks-and-recreation/places-to-go/canterbury/places/aoraki-mount-cook-national-park/things-to-do/tracks/tasman-lake-and-river-track/ タスマン氷河のツアーはこちらです。https://www.hermitage.co.nz/experience/glacier-explorers/
- クィーンズタウンは、アドベンチャースポーツのメッカとして有名ですが、美しい湖や山々の景色も見逃せません。バンジージャンプやジェットボートなど、刺激的なアクティビティが豊富です。湖畔の散歩やゴンドラでの展望もおすすめですが、お金のかからないハイキングも魅力的です。Ben Lomondというルートはおすすめです。https://www.doc.govt.nz/parks-and-recreation/places-to-go/otago/places/queenstown-area/things-to-do/ben-lomond-track/

移動手段
主要な移動手段として以下の選択肢があります:
- レンタカー: 自由度が高く、観光地を効率よく回ることができる反面、ガソリン代や保険費用がかかるため、予算が膨らむ可能性があります。以下は筆者が実際に使用したことのあるレンタカー会社です。値段がどこよりも安かったです。https://www.ezicarrental.co.nz/locations/christchurch-airport/
- バス: 路線バスや長距離バス(例えば、InterCityなど)は、比較的安価で便利ですが、移動時間が長く、観光地によっては本数が限られます。https://www.intercity.co.nz/
- ツアー: 定期的なツアーを利用することで、移動手段を確保しながら観光も楽しめますが、自由度が低く、コストもやや高めです。
筆者の場合、Transfercarhttps://www.transfercar.co.nz/という手段を選びました。理由は、なんと言っても無料であること、移動の自由度と観光地へのアクセスが容易であったためです。何故無料なのかというと、利用者がレンタカー会社の車を移動するお手伝いをするというコンセプトだからです。ただし、ガソリン代は自分持ちです。クライストチャーチ~クイーンズタウンへ行く場合、2~3日余裕のあるオファーを見つけると、途中の道中が楽しめます。受け取り場所が市街地か空港かも注意して見てください。万が一最適なオプションが無くても、両空港から市街地のバスのアクセスはかなり良いので、選択肢はかなり広がります。このサービスのお勧めの予約方法は、万が一のためにレンタカーを予約しておき、キャンセル料金が発生するギリギリまでTransfercarでオプションを探すと二重に安心だと思います。
宿泊したホテル
クライストチャーチで宿泊したホテルです。https://hotelgive.nz/
マウントクックで宿泊したHakahouseというホステルです。https://hakahouse.com/ もともとYHAが運営していたホステルなので、他のホテルやロッジに比べても料金がかなりお得です。Mt.Aorakiに空きがあると最適なのですが、Lake Tekapoに宿泊しても車で移動圏内なのでどちらも確認してみて下さい。クィーンズタウンでにもあるので、空きがあるとかなりの節約になります。
節約ポイント
- 食費-もしYHAのようなところに宿泊することが出来れば、キッチンがあるのでかなりの食費を節約することができます。クライストチャーチにいる間にスーパーへ買い出しに行き、グラノーラやフルーツ等を確保しておけば少なくとも朝食費は抑えられます。もしホテルに泊まるとしたら食器が問題なので、アウトドア用のボウル等があると便利です。https://www.fozzils.com/product-page/snapfold-bowlz 現地のカフェで食事を楽しむのもそれほど高くないのでおすすめです。https://www.fairliebakehouse.co.nz/ または魔法瓶やティーバッグなどを持参し、温かいお茶を作っておけばさらに節約できます。
- アクティビティ-Department of Conservationの案内所を活用すると、現地の自然にフォーカスしたオプションをおすすめしてくれます。案内所はマウントクックとクイーンズタウンにあるので、訪ねてみて下さい。https://www.doc.govt.nz/footer-links/contact-us/visitor-centres/ ハイキングは無料で楽しめるので、費用をかけずに自然を満喫できます。
まとめ
今回紹介した「クライストチャーチ→マウントクック→クィーンズタウン」のルートは、南島を代表する観光地を網羅し、自然の素晴らしさを存分に感じられるコースです。限られた移動手段でも、レンタカーやサービスをうまく組み合わせ、計画的に行動すれば、節約旅行でも充実した体験が可能です。
自分に合った移動手段を選び、無理のないペースで観光地を巡ることで、素晴らしい思い出を作りましょう。
ニュージーランドで見つけた、新しいアウトドアの楽しみ方。ハイキング、スイムで広がる自由なライフスタイルを模索中。主なポストはニュージーランド移住&現地情報、節約旅、アウトドアライフ。Xでは現地の資産運用事情も呟いています。
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